葬儀の支払いは費用の構成を知ることが重要

葬儀の費用はいつ支払う?

葬儀にかかる総費用はかなりの金額になります。高額な費用はいったいだれが支払うべきなのでしょうか。

実際問題として、費用を支払う当事者は喪主になります。例えば故人の妻や子どもたちです。それ以外の親戚や知人が支払うケースは少ないです。では長男が喪主をつとめた場合、どうせ一部は相続するのだからと故人の財産を使って費用に充当することはできるのかというと、かなり難しいのです。葬儀費用がだれに帰属するのかという法的な規定は明確ではありませんが、葬儀費用の負担者は原則として喪主という判断を示した判例もあります。この判例に従うならば葬儀費用は喪主が負担し、他の相続人は負担しない、という形になるでしょう。

もっとも、通常の人間関係にある家族であれば、とりあえず喪主となる家族のだれかが立て替え払いをしておいて、その後相続人の間で話し合い、最終的には故人が残した相続財産から支払った費用を支出して帳尻を合わせるのが普通です。同じ発想で、香典は喪主に贈与されるものと解されているので、香典を葬儀費用に充当することも問題ありません。

通常、葬儀費用は葬儀が終わって1週間以内に全額を支払います。見積もりの段階で葬儀社側から支払い方法の確認がなされるのが普通ですが、通常は一括払いです。しかし急なことでそれだけの現金が用意できない人もいます。葬儀社によっては数回の分割払いでも構わないというところもあります。また生命保険金が支払われることが証明できる場合はある程度の期間、待ってくれることもあります。だめなところもありますから、事前に確認しておくことが大切です。