葬儀の支払いは費用の構成を知ることが重要

揉め事が起きないようにしたい、葬儀の支払い

葬儀費用をめぐる揉め事もあるでしょう。その多くは、利用者遺族が認識していた葬儀費用よりも、請求額が高かったために発生します。なぜそうい事が起きるのでしょうか。

それなりの社会的評価がなされている葬儀社が、遺族と相談して確定させた祭壇の等級や棺桶の等級を、いざ葬儀になって等級が下のものに勝手に変更したり、何も変更していないのに見積額よりも高い金額を請求することはまずありません。ところが遺族としては、見積もり段階で決めたものとは違うと思ってしまうことがあるのです。故人が大往生の末に旅立ったのか急死だったのかにかかわらず、残された遺族にとって肉親の死はとてつもない衝撃です。悲しみや喪失感で打ちひしがれた精神状態にあるために、自分ではちゃんと把握していたつもりでも、実際には思い違いがあったりすることが一因です。

しかし想定外の出費は避けられないこともあります。例えば、事前に想定していたよりも非常に多くの会葬者が参列した場合、会葬御礼の品を急遽増やしたり、火葬場まで同行する人が多かったために車の手配を増やしたり、精進落としの寿司桶やビールなどを次々に追加するといったケースです。その都度、そうした理由で料金が加算されることを葬儀社が遺族に連絡しておけばよいのですが、現実問題として葬儀のさなかにそこまで手を回すのは困難だったり、状況によっては遺族の気持ちを逆なですることもあり、行き違いや誤解を招くのです。

また、葬儀費用を事前に積み立てる互助会のようなシステムに加入している方の中には、掛け金さえ満期まで支払っておけば追加費用無しで葬儀ができると思い込んでしまい、葬儀になって揉めることもあるので理詰めのチェックが必要です。